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きものを着た人を見るのと花を愛でる感覚、似てると思いません?

新潟局大久保講師

武蔵野美術大学短期大学部卒。美術館めぐり、陶芸、和裁が趣味。歴史や産地、技法についても精通するベテラン。

日本和装 新潟局 大久保講師
きものの素晴らしさを表現するのに、こんなエピソードを紹介しましょう。
20年前の成人の日に着付けを頼まれ、そのご自宅へ伺ったことがありました。
着付けを終えて床の間の前の椅子に座った娘さんに、振袖姿を楽しみにしていたご家族やご近所さんまでが一斉に「きれいだね、かわいいね」と何台ものカメラを向けると、娘さんは「わぁ、私、お花になったみたい」と言ったのです。
そうか、なるほど。きものを着た人を見る感覚と、花を愛でるのは似ているのかもしれない。みんなが笑顔で褒めてくれるし、着ている人を見ると嬉しくなる。
きものって自分が楽しいばかりでなく、風景の彩りになっているんじゃないかって。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、その自己満足も楽しいですよね。
きものは、日本人はもちろん、世界中で憧れの的のようなものです。
でも残念ながら着付けは難しい、ハードルが高いと諦めている方も多く、だからなおさら憧れるのかもしれません。
でも「難しくない着付け」もあるのです。
とにかく始めてみればわかるのですが、お友だちから「いつのまに!?」と驚かれるくらい、自分でサッと着ることができるようになりますよ。
それこそが日本和装の着付け教室に通う醍醐味なんです。
習い始めて2年目の生徒さんから「思いきって、きもので落語に出かけました」と聞かされたことがあります。
「客席にはきもの姿の人が40〜50人もいてびっくりしました。でもね、先生。着付けは私が一番上手でした!センスも私が一番だったと思います」
二人でガッツポーズをしました(笑)。
日本和装の教室やイベントできれいに着てくれるのも嬉しいですが、家族の記念日や友人との集まり、友人に着せて一緒にランチした、など写真とともに生徒さんが誇らしげに話してくれる時、「役に立てたな」と嬉しく思います。
私たち講師が、皆さんの環境や技術に応じて応援しますので、安心して一緒にスタートしましょう。
きもののある人生は楽しいですよ!