平安時代の宮中行事から始まったと言われる衣替えの習慣。
季節感を大事にするきものには、四季に合わせた3つの装いがあります。
季節感を大事にするきものには、四季に合わせた3つの装いがあります。
着用時期一覧表
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この表はあくまでも目安です。地域や気候によって前後の期間が許容範囲とされる場合もあります。
カジュアルな場では着用期間のルールは年々ゆるやかになっています。
特に単衣の着用期間は長く延びている傾向にあります。
袷
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裏地(胴裏や裾回し)をつけて、二重に仕立てたもの。スタンダードな仕立てで、布地も傷みにくく長持ちしやすい。
しっかりした着心地で、春・秋・冬にあたたかく着られます。
単衣
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裏地をつけず一枚で仕立てるので、丈夫な生地がおすすめ。カジュアルなものから高級感のある絹素材まで幅広く、軽やかでサラリとした着心地が特徴です。
夏もの
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絽、紗、羅など透け感のある生地(※)を一枚仕立てにします。浴衣とは違う「大人の夏のおしゃれ」を楽しめます。
(※)最近は初夏から着られる透け感を抑えた素材も多く見られます。