今回は「長襦袢の衿について」。 衿の汚れを放っておくと大変なことになるかも!?半衿をつけるコツもご紹介しています。
長襦袢の汚れ、放置は禁物!
長襦袢はきものの下に着るものなので、少々汚れていても「見えないからいいわ…」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、長襦袢の衿を汚れたまま放置すると、衿周りが変色したり、半衿の汚れがきものの地衿にまで移ったりします。
長襦袢は、きもの同様か、それ以上にこまめなお手入れが必要です。
半衿の洗い方・乾かし方
特に衿は汚れやすいので、着用の都度に取り外して洗うようにしましょう。
半衿についたファンデーションや皮脂汚れが、長襦袢本体に移る場合もあるので、洗える長襦袢の場合でも半衿は取り外して洗うことをお勧めします。
ポリエステル等の化繊の半衿は、洗濯機で洗ってもOKです。本絹の半衿は必ず手洗いをしてくださいね。
どちらの素材も、洗ったらすぐにアイロンを掛けて、そのあと完全に乾くまで干してください。
半衿の取り付け方のコツ
お洗濯したきれいな半衿を、長襦袢に取り付けるときの簡単なコツをお教えしましょう。普段よく使うものに取り付ける場合は、ザクザクと簡単に縫い付ける程度で十分です。
今回は、分かりやすいように赤い糸で縫い付けています。
外側はこのくらい大きな縫い目でざっくりと縫い付ければ大丈夫。
内側の右肩~左肩の間(首筋の後ろ側の着用したときに見えやすい範囲)は細かく目立たないように縫い、それ以外は外側と同様にざっくりとした縫い方で大丈夫です。
きれいな半衿がついた襟元は、着ていても見ていても気持ちの良いものですね。
ほなおおきに(^▽^)次回もお楽しみに~!